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chapter13

LastGuardianIIStarting Stars

chapter13「Period」

レドナは、反エクステンド機関のステーションをエルフスターターを駆使し走り回っていた。
もう、目の前に倒すべき敵、ザルバの居る司令室の扉が待ち構えていた。
その扉を、回し蹴りで開ける。
いや、この際開けるというより、壊すという表現のほうが正しいような気もする。

レドナ「ザルバ!出てこい!!」

しんとしている司令室。
様々なモニターが明滅している。
無駄にレドナの声にエコーがかかる。
それはこの部屋に誰も居ないことを意味した。

レドナ「くそっ、別のところかよっ」

レドナは、司令室に別の扉が無いかどうかを確認した。
パッと見る限りでは、無いように思えた。
探していると、後ろから声をかけられた。

ロクサス「兄貴・・・・」

レドナは、後ろを振り返る。
そこには、1人ぽつんとロクサスが立っていた。
有無を言わずに、レドナは漆楓を具現化させ、ロクサスに突きつけた。
しかし、大剣を突きつけられているにも関わらず、ロクサスは淋しそうな目をやめることは無かった。
黙ってレドナは、漆楓を下ろす。

レドナ「カエデに会ったか・・・・?」
ロクサス「姉貴にはまだ会って無い。
     けど、クロムとエルザはもう倒した。
     あの2人は無事で、今ガブリエル掃討に専念してるよ」

再び、沈黙が続く。

ロクサス「ザルバは、今あのデモンアルター使いと戦ってる。
     道は、正面モニターの裏に通路があるんだ」

沈黙を切り裂いた、ロクサスの言葉。
その言葉を聞くと、レドナはロクサスに背を向け、正面モニターに向かった。
途中、レドナは振り返らずに、ロクサスにこう言った。

レドナ「お前も、ガブリエル掃討に手を貸してやってくれ。
    ヴァルニスとフィーノだけでは危なっかしいからな」
ロクサス「ま、まってくれ兄貴。
     俺はまだ・・・・・」
レドナ「じゃあ、今の助け舟は罠ってことか?」

少し振り返って、微笑んでロクサスに言う。
レドナが続ける。

レドナ「お前も、悩んで決めた結論なら、それを全力で貫き通せ。
    カエデもそうしてるし、俺も今貫き通しているところだ」

それだけを言い残すと、漆楓で正面モニターを一刀両断した。
ロクサスの助言どうり、通路があった。
その暗闇の通路を、レドナは駆け出した。

ロクサス「兄貴・・・・・・。
     ・・・・・あぁ、分かったぜ!!」

その影を見送りながら、ロクサスは来た道を戻り、ガブリエル掃討に向かった。


一方、はやてたちは、現れた敵に苦戦を強いられていた。
はやてたちは、対カース戦で魔力の半分以上を使い込んでしまった。
それゆえに、思うように強力な魔力攻撃を出すこと、コントロールすることができていなかった。

はやて「な、なんやの・・・・あの武器は」

丁度、デモンアルターの魔法攻撃を跳ね返されたはやてが、相手の武器を見る。

ザルバ「ふははははっ!!!
    所詮お前の魔力はそれほどのもの・・・・。
    私の新たなるエクツァーンモデル、"ガルペフ"の敵ではない!!」

ザルバは、両手で握る、白銀の大剣を振り上げた。
その剣からは、魔力ではない、尋常ではない力が溢れていた。

シュレス「・・・・・!?
     奴の武器、まさか核の力が!?」
ザルバ「今更分かったところで無駄だったな!!」

白銀のガルペフを、ザルバは振り下ろす。
ガルペフ内部で核爆発が起こり、そのままエネルギーが刃に流れ込む。
刃が紫色に光り、その閃光が3人を襲う。

はやて「プロテクトォッ!!」

アポカリプスを振り、防御魔法を展開する。
その後ろに、シュレスとシルビアも隠れた。
だが、それでも強烈な衝撃を防ぐことはできなかった。
直撃を回避しても、体全体が熱くなるような感じがしていた。

ザルバ「これで終わりだぁっ、デモンアルターと共に消え去れぇっ!!」
レドナ「唸れ!!漆楓っ!!!」

ザルバが、ガルペフを振り上げた瞬間、ザルバの目の前にレドナが現れた。
レドナが握る漆黒の刃からも、紫色の光が満ち溢れていた。
そして、漆楓とガルペフが鍔迫り合いを起こす。
刹那、2人の周囲の地面に亀裂が入り、空気が振動し爆音が鳴り響く。

ザルバ「やっと来たか、反逆者!!」
レドナ「反逆者なんて肩書きはどうでもいい・・・・・。
    俺は、エクステンドのラストガーディアン、レドナ・ジェネシック。
    悪を断つ正義だぁっ!!」

力任せに漆楓を振り上げる。
ガルペフが持ち上がり、ザルバがよろけた。
その隙に、エルフスターターを加速させ、高速で回し蹴りをザルバに入れる。
咄嗟にザルバはガルペフで防いだものの、数十メートル蹴り飛ばされた。

はやて「レドナ君!」
レドナ「はやてたちはガブリエル掃討に当たってくれ!
    ザルバは俺がやる」
シルビア「う、うるせー!
     まだアタシらだって戦える!!」
シュレス「落ち着け、シルビア。
     今はレドナに託そう」

怒るシルビアをシュレスが宥める。
シルビアもシュレスも、十分に戦える状態ではなかった。
そして、じっとレドナを見つめるはやてに気づいたレドナは、こう言った。

レドナ「必ず、決着を付けて帰る。
    そしたら・・・・・その・・・・ゆっくり2人で話そう」
はやて「・・・・うん、約束・・・やで」

頬を赤らめ、はやてが言う。

はやて「シュレス、シルビア、ここはレドナ君に任せて、ガブリエルを倒すで!」
シュレス「了解」
シルビア「わぁーったよ!」

3人は、レドナが来た通路へと入って行った。
途中、シルビアが振り返った。

シルビア「レドナ!
     ・・・・・ぜってー戻って来いよ!!はやて泣かせたら許さねーからな!」

返答を聞く前に、シルビアは、2人を追いかけ暗い通路の奥へ。
レドナが見えなくなるところまで駆けていった。

ザルバ「ふはははっ、安心するがいいレドナ。
    私がその約束を破らせてやろう」
レドナ「そりゃどうも。
    お礼に、その前にこいつでお前をぶった斬ってやる!!」

漆楓を強く握り締め、先端をザルバに向けて構える。
足を少し開き、いつでもどの方向にでも移動できるようにする。

ザルバ「消えるがいい、反逆者、レドナ・ジェネシック!!!」

ガルペフが、物凄い勢いで振り下ろされる。
瞬時、レドナは左に軽く飛んで攻撃を回避する。
すぐにザルバはガルペフの向きを変え、レドナに向かって斬撃を入れる。
対するレドナも、華麗に攻撃をかわし、漆楓で反撃をする。
漆黒の刃と白銀の刃がぶつかり合い、火花が大量に散る。
すぐに鍔迫り合いは終り、ザルバは後ろに飛んだ。
空いた距離を埋めるべく、レドナはすぐに身を低くし、前方にダッシュする。

ザルバ「くらえ!!」

見上げると、ザルバが左手を突き出している。
瞬時、掌を中心に紫色の円形の魔法陣が展開される。
レドナは、すぐにエルフスターターの向きを変え、後退する。
しかし――

レドナ「っ!?」

左足に激痛が走る。
見ると、左のエルフスターターが煙を上げて完全に壊れていた。
車輪はひん曲がり、原型をとどめている車輪にも最低ひびが入っている。
すぐに、エルフスターターを両足とも脱ぎ捨てるが、ザルバの魔法攻撃が目の前に迫っていた。

紫色の魔力の塊が襲い来る。
刹那、レドナはゲルペフェーレの黒衣の左肩のアーマーを盾代わりにした。
魔力の塊は、アーマーに直撃し、アーマーは爆発し、レドナの左肩にダメージを追わせた。

レドナ「ぐぅっ!!」

大きい爆圧で、レドナは跪く。

ザルバ「おやおや、さっきまでの強がりはどうしたんだ、レドナ?」

笑みを浮かべながら、ザルバがゆっくりこちらに歩いてくる。
その目は、レドナを上から見下すような目だった。
というよりも、見下していた。
そして、レドナの眉間にガルペフを突きつけた。

ザルバ「何か言い残したいことはあるか?」
レドナ「さぁな・・・・・・。
    そういや、俺の中には"神"が眠っているらしいぜ」
ザルバ「ほぉ・・・・神など信じないようなお前が今更何を」

ザルバが、少し驚いた表情になる。
だが、口元は笑みを浮かべたままだ。

レドナ「あぁ、俺も、俺の中に眠っているものが神とは信じていない。
    ただ、それを表す代名詞だな・・・・・。
    ま、神の力がなくても、俺はてめぇーには負けないってことを覚えておけ!!」

素早い動きで身をかがめ、右に回転する。
そして、ゲルペフェーレの左肩をザルバに向けた。

レドナ「レムリア、ロード!!」

爆発した左肩のアーマーは、かろうじてレムリア転送装置のみ生きていた。
しかも、転送装置は露となっている。
その状態で転送されて来た膨大な量のレムリアは、ザルバを飲み込む。

ザルバ「ぐうぉぉぉぉぉああああああ!!!!」

それと同時に、レドナ自身にも圧力がかかる。
左肩が、脱臼したかと思うほどの痛みをあげていた。

眩い光に、目を閉じていたレドナは、レムリアを転送してから10秒後、ようやく目を開けた。
明るい灰色だったこの部屋も、レムリアの攻撃で真っ黒になっていた。

レドナはすぐさまザルバの姿を探した。
広い部屋であっても、隠れる場所は一切無い。
それに、レムリアの大荒波の直撃を受けては、ザルバも跡形もなく消えているだろう。

そう思った刹那、レドナは見つけた。
ザルバが立っていた位置に、黄色に光り輝く球体があることを。
そして、それから例えようも無い魔力が感じられたことも。

黄色い球体は、浮遊しながら形を変えていった。
膨張、拡大していき、わずか数秒で部屋いっぱいの大きさになった。
球体の原型は留めず、見慣れたシルエットになっていた。

レドナ「が、ガブリエル・・・・・!?」

そのシルエットの名を、レドナは言った。

ザルバ・ガブリエル「グオオオオオオォォッ!!!!!」

部屋の壁に皹が入るような鈍く低いうねり声を、それは上げた。
黄色い光がはじけ、その姿が明確になる。
体全体はガブリエル、しかし頭部の赤い目のところに、赤く染まったザルバの上半身があった。

ザルバ・ガブリエル「レドナ・・・・・コロス・・・」

大きい腕を、ザルバ・ガブリエルは振り上げた。
10mもの高さのある天井をつきやぶり、そのまま振り下ろす。
レドナは、漆楓を握り締めたまま、左肩の痛みに耐え、猛ダッシュでその攻撃を避けた。

レドナ「漆楓、核エネルギーチャージ!!」

右手と、まだ上手く感覚が取り戻せない左手で、漆楓を握り締める。
柄の部分の核エネルギー発生装置が作動し、レムリア以上のエネルギーが、漆黒の刃に漲る。

レドナ「くらえぇぇっ!!!」

漆楓の斬撃を、ザルバ・ガブリエルの左足に叩き込む。
すると、大きい図体のわりには、ガブリエルの足はすんなり切れた。
だが、血の代わりとでも言うように、切り口からガブリエルが大量に湧き出した。

ザルバ・ガブリエル「フハハハ・・・・シヌガイイ、レドナ・・・・」
レドナ「くそっ!!」

レドナは、大きく跳び、反対の右足を漆楓で切り裂いた。
同じく、切り口からガブリエルが湧き出す。
しかし、これでザルバ・ガブリエルの移動を止めることができた。

ザルバ・ガブリエル「アシヲキッタトコロデ・・・・オマエハカテヌ!!」

レドナの周囲には、湧き出したガブリエル、その数100を遥かに超えている。
完全に囲まれたレドナ。
漆楓で抵抗しようと試みたが、正規品でない漆楓は、オーバーヒートして核エネルギーをチャージできない。
なおも、ガブリエルはゆっくり1歩ずつレドナに歩み寄ってくる。

レドナ(・・・・ここで・・・・ここで約束を破るわけにはいかない・・・・・。
    そのためなら俺は・・・・・)
レドナ「俺はぁぁぁっ!!!」

鼓動がドクンと高鳴る。
その高鳴りに、感じ覚えはなかったが、レドナにはそれが何なのか分かった。

神の力だということが――

レドナ「うおおおおおぉぉぉぉぉぉっ!!!!」

レドナの周囲に、煌く粒子が舞い上がる。
その粒子は、突き上げたレドナの右手に集まる。

ザルバ・ガブリエル「グゥ・・・・・?」

そして、粒子はレドナの右手で、武器と化した。
だが、あまりにも粒子が眩しすぎて、その武器の形がはっきりと捉えられない。
しかし、今のレドナにはそんなことは関係なかった。
思い切り右手を振り回す。
光り輝く粒子の武器は、そのまま衝撃波を出し、すべてのガブリエルを一網打尽に切り裂いた。

その衝撃波は、無論ザルバ・ガブリエルをも完全に引き裂いた。

ザルバ・ガブリエル「グォォォォォォ・・・・・!!!
          オマエ・・・・・ファーストフォビドゥン・・・・・!?
          グォァァァァアアアア!!!!!」

瞬間、眩い光を放ち、ザルバ・ガブリエルは消滅していった。
謎の言葉”ファーストフォビドゥン”を残して。

レドナ「ファーストフォビドゥン・・・・第1の封・・・何のことだ・・・?」

消えてしまった相手の言葉を理解しようと、レドナは呟いた。
そして、戦意により目もくれなかった自分の武器を見ようとすると、すでに両手には何も無かった。

レドナ「神の力・・・・本物だったんだ・・・・」

レドナはふと、もう一つの約束を思い出した。
ベルゼルガたちは、自分の神が目覚めるまで手を貸すと。
そして、神が目覚める前に自分を殺す、目覚めさせてしまったからには殺される。

もう1度、レドナはさっきまで神の武器を握っていたかもしれない両手を見た。

突然、サイレンが鳴り響いた。
周囲の白い光が、赤くなる。

放送「自爆装置を機動します、3分以内に各員は速やかに退避してください。
   繰り返します、自爆装置を機動します・・・・」

急いで、レドナはもと来た通路から戻ろうとする。
しかし、通路は轟音をたてて扉が閉じた。

レドナ「くそっ!!相打ちって事かよ!!」

武器はもう使えない。
神の力も2度も発動することはないだろう。
天井を見上げると、先のザルバ・ガブリエルの攻撃で穴が開いていた。
しかし、高さ10mも自力で飛ぶことはできない。

レドナは、閉じた扉にもたれて、地べたに座った。
天井の穴から見える、夜空を見上げながら。

レドナ(約束・・・・守れなかった・・・・・)

放送が、爆破まで1分を告げた。
その時、天井の穴から、見覚えのある漆黒の翼を羽ばたかせる人影が見えた。
目を凝らして見ると、それが誰だか分かった。
そして、レドナはその人の名を呼んだ。

レドナ「はやてぇっ!!」

思わずレドナは、立ち上がる。

はやて「レドナ君っ!」

すぐさま、はやてはレドナの前に着地した。
そして、レドナの手を掴んで、再び漆黒の翼を広げ、飛翔した。
ちょうど、2人の影が天井を突き抜けたところで、ステーションは大爆発した。
赤い炎を上げ、崩れゆくステーションを背後に、レドナとはやては安全な場所に着地した。
まだ、爆発の轟音が鳴り響いている。

レドナ「・・・・・・あり――」

後に続く、"がとう"を言う前に、はやてがレドナの胸に倒れ掛かった。

はやて「約束・・・・・破ろうとしたやろ・・・・」

顔は見えないが、声の震えが泣いていることを告げた。
返事を返すのに、レドナは少しと惑った。

レドナ「ほんの少しだけど・・・・死ぬ覚悟をした。
    でも・・・・」

はやてを抱きしめ、レドナはこう続けた。
しかし、その声は、ステーションの最後の爆発音によってかき消された。
だが、はやての耳には、はっきりと聞こえた。
はやての耳元でレドナが言ったその言葉に、はやては顔を赤らめた。


――助けに来てくれるって、信じていたから――



数日後。
冬の寒さも、だんだん無くなりかけてきたが、まだ寒い域を超えていない1月半ば。
神下高校の冬休みも後1日となった。
暇を潰すべく、レドナは神下大橋に居た。
というのも、真は宿題を山積みにしていたため、香澄と一緒に消去にかかっている。
レドナも誘われたが、ここは空気を読み、丁重に断った。
フィーノも、同じ現状で、レドナの宿題を丸写ししていた。
はやては、以前までの足の病気が回復し、医師の理由究明の検査が連日続いていた。
理由は、デモンアルターの力の解放であることを知っているのは、ごく一部だけであった。
そのため、仕方なく家でゴロゴロするのが嫌いな性質のレドナは、外をふらついた挙句、ここに辿り着いたのだ。

橋から、川を眺めていると、レドナはふとカエデとロクサスのことを思い出した。
あの後、2人はフィーノやヴァルニスたちと脱出したそうだが、その後の行方が分からない。
携帯にメール、電話をしても返事は無かった。

レドナ(・・・・信じてきた道を、投げ捨てたことだしな・・・・)

少し、寂しい気分になった。

レドナ(でも、俺は・・・・・まだ、戦い続けるんだ、本当にこの世に危険がなくなるまで)

そんなことを思って、レドナは空を見上げた。


診察の終ったはやては、病室のベットで、本を読んでいた。
時計を見ると、後5分で、次の診察の時間となっていた。

はやて(これも、デモンアルターとベルゼルガと・・・・・レドナ君のおかげやからね)

はやては、完全に自由に歩けるようになった足をさすりながら思った。

はやて(うちも、今度からは正式にエクステンドとして、この平和を守るんや・・・)

自分の足で立って、病室の窓を開けて、鳥の飛ぶ空を見上げた。


一方のカエデは、ウィルムマンションの屋上にて、月影市を眺めていた。

カエデ(これから私・・・・どうしよっかなぁ・・・・)

宛てもなく、ただ自分にはラストガーディアンとしての力だけが残された。
もう、反エクステンドとしてのカエデの存在は何処にも無かった。
しかし、このまま何もしないという選択は、一番嫌だった。
そして、カエデは決心した。

カエデ(エクステンドに・・・・入ろうかな・・・・・)

屋上に、吹き荒れる風を肌に感じながら、カエデは空を見上げた。


それぞれが見上げた、同じ空の下。

自分自身に誓う、それぞれの星々の想い。

自分が、信じる道を進んでいく。

今、雲ひとつない快晴の空の下。

星たちの、新たなる自分の道が始まろうとしていた。


Last Guardian II Starting Stars ~fin~


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